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海外からのイメージは?日本人の歯並びに対する意識

海外からのイメージは?日本人の歯並びに対する意識

日本人にとって、歯並びが悪いことは見た目においてあまりマイナスに思われてこなかったかもしれません。八重歯がチャームポイントになっていたのが良い例です。

しかし海外から見た日本人の歯並びの印象も、果たして同じなのでしょうか?海外留学を考えている人やビジネスで外国人と接する機会が多い人などにとって、歯並びについて外国人がどのような意識を持っているのかをあらかじめ知ることは助けになるでしょう。

海外の持つ日本人の歯並びに対する印象

日本に在住している外国人100人を対象にしたアンケート調査結果があります。外国人から見た日本人の歯並びの印象について尋ねたところ、日本人の歯並びが悪いと回答した人はなんと全体の76%に及びました。
普通と回答した人は20%、良いと回答した人はわずかに4%しかいませんでした。歯並びが悪いとの回答の中には、「健康意識が高い日本人が、歯並びに対する意識が低いのは驚いた」という意見や、「ビジネスにおいて歯並びの印象は重要になってくるから、もっと気を遣った方が良い」という意見がありました。
もちろん海外と日本の文化の違いはあるとは言え、これほど日本人の歯並びが悪いと外国人が見ているという事実は、日本人にとっても意外に感じられるかもしれません。しかし日本人はそんなに歯並びが悪いのでしょうか?また日本人の歯並びに対する意識は、本当にそれほど低いのでしょうか?

実は日本人も歯並びを意識している

実は日本人も歯並びを意識している

別の調査では、日本人も外国人も同様に歯並びの重要性について意識していることが分かりました。アメリカ、中国、日本を対象に、歯並びによって笑顔の印象が左右されると思う、歯並びは自信につながると思う、歯並びによって口腔内の健康に影響があると思う、などの項目で行われた調査では、各国間の割合にほとんど大きなバラつきはありませんでした。
これはつまり、日本人も外国人と同様に歯並びを意識しているということです。日本人が歯並びを意識しているにも関わらず、歯並びが悪いと見られてしまうのは、歯並びが悪い歯を矯正しているかしていないか、ということと関係があるようです。それは日本人の矯正歯科に対する考え方が外国人と違うことが原因かもしれません。

海外と日本の歯の矯正に対するイメージ

そもそも歯並びや歯の噛み合わせの悪さを持つ人の割合は、日本でも海外でもそれほど変わりはないと言われています。またどの国の人でも歯並びや噛み合わせが悪いと、自然に矯正をするかどうかを考えます。しかし.矯正に対する意識という面で、各国の差があるようです。

先に述べた三カ国において、歯並びについて矯正歯科医に相談したことがある人の割合を見ると、考え方の違いが明らかになります。

アメリカは67.5%、中国は74.5%の人が相談したことがあるにもかかわらず、日本はほんの23.5%しかいませんでした。実際に矯正治療を受けた経験がある人の割合も同様で、アメリカ50.0%、中国23.8%、日本21.3%でした。日本人は外国人と比べて矯正する人が少ないのです。しかし日本人がそれほど歯並びについて気にかけないという訳でもありません。ではなぜ日本人は歯科矯正に積極的に取り組まないのでしょうか?

矯正装置をつけるほうが美しくない?

矯正装置をつけるほうが美しくない?

矯正治療を受けると矯正装置を装着しなければならない、と多くの人は想像することでしょう。外国人に比べると日本人はこうした矯正治療に対してあまり良くないイメージを持っているようです。

矯正治療中のイメージについて、海外では「歯並びが良くなっていくのがうれしい」とポジティブな印象を持つ人の割合がアメリカ76.0%、中国63.5%に対して、日本では「矯正装置による不自由がつらい」と、どちらかというとネガティブな印象を持つ人の割合が63.0%と、正反対の結果があらわれました。

矯正装置への心理的抵抗がある、と回答した日本人の割合が72.0%にのぼることからも、日本では矯正治療中のイメージがどちらかというと悪い方に捉えられ気味と言えるでしょう。しかし、矯正治療を行わなければ、悪い歯並びや咬み合わせを改善することは非常に困難です。

確かに矯正装置は装着し始めると数か月、もしくは数年にわたってずっと装着しなければならないかもしれません。人によっては、矯正装置を付けているところを見られたくないので、多少歯並びが悪くてもそのままで構わないと考える人もいるかもしれません。しかしその後数十年に渡ってずっと歯並びの悪いままでいることは、自分の人生にも影響するかもしれないと考えたことはありますか?

国際化が進み、海外留学や海外ビジネスをする人もどんどん増えてきました。歯並びが悪いと、外国人からの第一印象も悪くなってしまうかもしれません。

さらに、英語など外国語の習得、よりよい発音のために歯並びを矯正することから始めた人もいます。国際的なビジネスが拡大していくことを考えると、矯正治療をしないことのデメリットが今後もより大きくなっていく可能性も否定できません。

矯正治療と一言で言っても多くの治療方法があります。外から見て目立たない装置、違和感が少ない装置など、自分の希望に沿って様々な矯正治療を選択可能な場合もあります。日本人の歯並びに対する外国人の印象も意識したうえで、矯正治療をするべきかどうか考慮してみると良いでしょう。

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