正常咬合
(せいじょうこうごう)
正常咬合(せいじょうこうごう)とは?
正常咬合(せいじょうこうごう)とは、かみ合わせ(咬合)が正常な状態のことです。歯並びをきれいにして、正しいかみ合わせを目指しましょう。
よい歯並び・かみ合わせの条件
噛んだ状態でのチェックポイント
かみ合わせが正常かどうかはいくつかチェックポイントがあります。鏡を見ながら、歯を噛んだ状態でチェックしてみましょう。
- 奥歯で噛んだ時に、上の真ん中と下の真ん中が一致している
- 噛んだ時に下の前歯よりも上の前歯が2〜3ミリ前に出ている
- 噛んだ時に下の前歯を上の前歯が垂直的に2〜3ミリ覆っている
- 上下の歯がしっかりかみ合っていて上下の歯の間に隙間がない
- 奥歯で噛んだ時、左右の奥歯が左右均等に噛み合う
その他のチェックポイント
その他にも、美人の条件と言われる「Eライン」など、下記のようなチェックポイントがあります。あなたはいくつ当てはまりますか?
- 28本の永久歯が全て揃っている
- 上も下もガタツキ(でこぼこ)がない、U字型の歯並び
- 横から見て鼻の先端から下あごを結んだ線(Eライン)より唇が出ていない
- リラックスした状態で口の周りに緊張がなく、唇を無理なく閉じることができる
- お口を開けた時、左右にあごを動かした時に、あごに痛みや音がしない
よい歯並び・かみ合わせを保つために
日頃の歯のケアが重要です
歯のケアが歯並び・かみ合わせにも影響します。ご自宅でのケアに加え、歯科医院での定期的なクリーニングも受けましょう。
- 食事の後には必ず歯磨きをしましょう
- 歯ブラシだけでなく、フロス(糸ようじ)も使用し、歯間もきれいにしましょう
- 定期的に歯科医院で歯のメインテナンスをしましょう
- 虫歯、歯周病は歯並び・かみ合わせを乱す原因となるため、予防を心がけましょう
親知らずへの対応
親知らずは、大丈夫ですか。現在きれいな歯並びでも、親知らずが生えてくることによって、歯並びが乱れてしまうことがあります。特に親知らずが横向きに生えてきているような場合などは、早めに抜歯を検討しましょう。
悪い癖には注意が必要です
悪い癖はありませんか。爪を噛む、指を噛む、舌で歯を押す、頬杖をつく、同じ側ばかり下にして寝る、片方でばかり噛む、口呼吸、というような悪い癖があると、歯並びや骨格が歪んでしまうことがあるので注意しましょう。