矯正治療はいつから始めればいいの?
矯正治療には、年齢制限などありません
基本的には、矯正歯科の治療には、年齢制限などありません。
ただし、開始年齢によって治療の効果は違うため、効率的に歯科矯正治療を行うには、治療の開始時期が重要となります。
とくに不正咬合の要因がわかっている場合、できるだけ早くその要因を取り除く必要があります。
◆ 悪習癖がある場合
不正咬合の大きな原因として、「指しゃぶり」「唇をかむ」「舌を突き出す」「頬杖」と言ったようないわゆる悪習癖があります。このような悪習癖を放置しておくと、確実に不正咬合のリスクが高まるので、早めの対処が肝心です。
不正咬合の大きな原因として、「指しゃぶり」「唇をかむ」「舌を突き出す」「頬杖」と言ったようないわゆる悪習癖があります。このような悪習癖を放置しておくと、確実に不正咬合のリスクが高まるので、早めの対処が肝心です。
◆ 顎骨の成長に問題がある場合
例えば遺伝性の不正咬合の場合(受け口など)、顎の成長の異常を早めの段階からコントロールすることにより、異常を最小限に食い止めて、のちに顎の骨を切る手術を防げる可能性が高くなります。
例えば遺伝性の不正咬合の場合(受け口など)、顎の成長の異常を早めの段階からコントロールすることにより、異常を最小限に食い止めて、のちに顎の骨を切る手術を防げる可能性が高くなります。
◆ 歯牙の萌出に問題がある場合
歯の生える位置がずれている場合や、顎の骨の中に異常な方向で埋まっていて出てこない、というような場合、早めの対処で不正咬合を未然に防ぐことが可能です。
歯の生える位置がずれている場合や、顎の骨の中に異常な方向で埋まっていて出てこない、というような場合、早めの対処で不正咬合を未然に防ぐことが可能です。
◆ その他の問題がある場合
鼻炎、扁桃腺やアデノイド肥大のような病気が原因で口呼吸になっているようなケース、歯の本数がもともと足りないケース、といったその他の原因でも場合によっては早めに対処をしたほうが良い場合があります。
鼻炎、扁桃腺やアデノイド肥大のような病気が原因で口呼吸になっているようなケース、歯の本数がもともと足りないケース、といったその他の原因でも場合によっては早めに対処をしたほうが良い場合があります。
子供の1期治療:部分的な矯正
開始年齢 | 5〜9歳 |
---|---|
期 間 | 約1年前後 |
筋機能・顎口腔機能改善 | ◎ |
あごの骨・骨格改善 | ◎ |
歯の位置・歯列改善 | ○ |
口元改善 | ○〜△ |
子供の2期治療(1期治療後2期治療に移行)
開始年齢 | 12歳前後 |
---|---|
期 間 | 約1〜1.5年 |
筋機能・顎口腔機能改善 | ○ |
あごの骨・骨格改善 | ○〜△ |
歯の位置・歯列改善 | ○ |
口元改善 | ○ |
全体的な矯正
開始年齢 | 12〜50歳 |
---|---|
期 間 | 約2年 |
筋機能・顎口腔機能改善 | ○〜△ |
あごの骨・骨格改善 | △〜× |
歯の位置・歯列改善 | ○ |
口元改善 | ○ |
外科的矯正治療
開始年齢 | 17歳以降 |
---|---|
期 間 | 1.5〜2年 |
筋機能・顎口腔機能改善 | ○ |
あごの骨・骨格改善 | ◎ |
歯の位置・歯列改善 | ○ |
口元改善 | ◎ |