矯正歯科の転院は可能？

歯並びを矯正するために、矯正歯科で治療を始めたものの、急な転勤で引っ越さなければ行けない、歯科医師とどうしても反りが合わない、そんな時は歯科医院の転院を考える人も多いと思います。
矯正歯科の転院というのは基本的に出来るのでしょうか。結論から言えば、出来ます。ただ、必ずしも転院が最良の選択かどうかはまた別の問題です。それは後ほど触れるとして、実際に転院をする場合は、どういう手続きが必要なのかを見ていきましょう。

矯正歯科を転院するには

まず、主治医の歯科医師に相談をする必要があります。こういった事情で転院を考えている、と。
歯科医師と反りが合わなくて、転院したい場合は言い難いとは思いますが、しっかりと伝えることが大切です。もしかすると、何が嫌なのかを伝えるだけで解決することもありますから。
もし、転勤などの転居にともなう転院の場合は、どこへ転居するのかを伝えましょう。
歯科医院によっては、系列の歯科があったり、提携しているところがある場合もあるので、そこを紹介してもらえばスムーズに転院することが出来ます。

もし、転居する先に提携、もしくは系列の歯科医院がない場合は、矯正治療を一から受け直さなくてはいけない可能性もあります。矯正歯科の治療というのは、歯科医師により方式や方針が違うため、転院先の歯科医師が今まで治療を行ってきたところと同じ方式を取っているとは限りません。もし、違った場合はほとんど初めからやり直しになる事もあります。
もちろん、治療が進んで少しでも歯が動いている場合は、そこからになるので、治療を始めた時と全く同じだけ期間がかかる訳ではありません。ですが、例えばレントゲンを撮ったり、歯の型を取ったりなどの手順は、また最初からになる可能性があります。
なので、そういったことを避けるためにも、今まで通っていた歯科医院にいくつか資料を準備してもらいましょう。
まず、始めの状態がわかるもの、治療の方針、治療開始から現在までの経過、現在使用している器具やワイヤーの種類の情報などが必要です。
これらの資料の準備には料金がかかる場合もあるので、それも含めて現在の歯科医師に相談しておきましょう。また、資料の準備に時間がかかる場合もあるので、スムーズに転院するために早めに相談しておくことも重要です。

払った料金は戻ってくる？

では、うまく転院が出来たとして、今まで通っていた歯科医院に払った料金は戻ってくるのでしょうか？
これは歯科医師や、あなたが選択した支払い方法によっても大きく変わってきます。
一括で料金を支払っていた場合、治療段階の進み具合に合わせてかかった分のみの料金以外は返金してくれる歯科医院もあります。これは、始めの契約の時に説明があることもありますので、聞いておいて損はないでしょう。ただ、転院するつもりで矯正歯科を始める人もいないでしょうから、いざとなっては分からないことも多いのが実際だと思います。
ただ、ほとんどの歯科医院では返金が無いことの方が多いと考えておいたほうが良いでしょう。一度契約が成立してしまえば、よほど歯科の方に不備がない限り返金してもらえない事の方がほとんどです。

遠距離でも通ったほうが良い場合

通っていた歯科医院と提携している転院先が見つかり、スムーズに転院出来た場合は問題ありませんが、もし提携歯科が無く、転居先で一から治療を始めることになった場合、また料金が一からかかることになります。
もし、前の歯科医院で治療費の返金がしてもらえず、そして転院先でまた一から料金がかかることになれば、かなりの支払いが必要になることになります。
もともと自由診療で決して安いとは言えない矯正治療ですから、さらに費用がかさむとなれば支払いが大変になってしまうでしょう。
なので、もし転居することになり転院が必要になった場合でも、遠方から元々行っていた歯科医院に通うほうが結果的に安く済むこともあります。
遠方と言っても国内であれば、そこまで料金はかからないですし、歯科医院へ行くのも月1回かそれ以下であれば、あまり負担にならない可能性もあります。なので、転居の場合であれば、安易に転院するのではなく、通い続けることを考えた方が良いかもしれません。

当院なら転院受け入れも可能です

当院なら、矯正治療専門の医師がいるため、どんな治療でも転院先として受け入れることが出来ます。通いやすい場所にありますので、ぜひ一度ご相談下さい。また、インフォームドコンセントも行っておりますので、現在の治療に不安がある場合もご相談頂けます。
また、当院は全国の複数の歯科医院と提携しておりますので、当院から他院への転院もスムーズにして頂けて安心です。
日本国内のみならずアメリカなど海外転勤の場合でも安心して通って頂ける歯科をご紹介しております。また、治療の返金制度もございますので、万が一の転院の際も安心です。