歯周病を未然に防ぐために渋谷区の検診利用と歯並びの見直しを
お口の中が不健康になると、身体の健康に影響を与える可能性が高くなります。そのため、渋谷区民が長く健康な暮らしを続けられるように、渋谷区では歯科健康診査を実施しています。今回は、渋谷区の「国保成人歯科健康診査」、「成人歯科健康診査」についてご紹介しますので、対象者は利用するようにしましょう。
国保成人歯科健康診査について
国保成人歯科健康診査 の対象者は、渋谷区で国民健康保険に加入している人で、年齢が、20、25、30、35、45、55、65歳の人です。国民健康保険に加入していても、対象年齢に該当しない人は、国保成人歯科健康診査を受けることができません。
主に国保成人歯科健康診査では、問診やお口の中の検査、歯科指導なども受けられます。治療は行われませんので、注意が必要です。
利用方法は、まず受診券を受け取ります。そして、受診期間に渋谷区の歯科医師会に所属している指定の歯医者さんを利用して歯科検診を受けます。受診期間は、対象者の生年月日に合わせて3回に分けられています。1期受診期間は生年月日が4月から7月の人、2期受診期間は8月から11月、3期受診期間は12月から3月の人が受診します。そのため、誕生日に合わせて適切な受診期間を選び、国保成人歯科健康診査を受けるようにしましょう。
成人歯科健康診査について
成人歯科健康診査 の対象者は、渋谷区在住の国保成人歯科健康診査対象者に該当しない人です。20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70歳の人が成人歯科健康診査を受診できます。
診査内容は問診、お口の中の検査、虫歯の量の確認などです。国保成人歯科健康診査と同様に、治療は行われません。
成人歯科健康診査の利用方法は、受診券を受け取り、有効期限までに渋谷区歯科医師会所属の指定の歯医者さんを受診します。受診券の送付時期と有効期限は誕生日によって異なります。4月から7月が誕生日の人は、送付時期が5月中旬、有効期限は8月31日です。8月から9月が生まれつきの人は、送付時期が8月中旬、有効期限は11月30日。12月から3月が誕生日の人は、送付時期が11月中旬、有効期限は2月28日になります。
歯周病疾患について
「国保成人歯科健康診査」、「成人歯科健康診査」では歯茎の状態をチェックします。歯茎のお口トラブルと言えば、歯周病を思い浮かべる方も多いでしょう。
軽度の歯周病 であれば、ブラッシングをした後、洗面所で口をゆすぐ時に出血が見られたり、歯茎がムズムズしたりします。軽度の歯周病を放置しておくと、中程度、重症になるので、予防をすることは大切です。
また、歯周病は何もしないで治るということはありません。例えば、軽い風邪であれば、きちんと食事を食べ、寝ていれば、症状が改善されますが、歯周病は放っておくと、徐々に悪化します。
とくに軽度の歯周病疾患の場合は、激しい痛みなどが生じることもないので、放置している人も多いです。しかし、予防をしないと大変なことになりますので、これから歯周病疾患の予防の重要性についてご説明します。
歯周病疾患の予防の重要性について
歯周病疾患 の予防が重要な理由は、最終的に自分の歯を失ってしまうからです。重度の歯周病になると、骨が徐々に溶けてしまい、さらに進行すると歯がグラグラします。その状態を放置してしまうと、歯がポロッと取れてしまうのです。
歯が失われることで、見た目に自信を持つことが難しくなります。健康なお口の人よりも、歯が少ない分、見た目にコンプレックスを持つ人が多くなり、最終的に精神疾患になってしまう恐れもありまる。つまり、歯周病の放置が精神疾患にまで繋がってしまう可能性があるということです。
また、歯周病が原因で歯を失うことで、生活習慣病の原因になります。歯を失うと、食べ物をしっかりと噛んで胃の中に入れることが難しくなります。満腹感と咀嚼は関係しており、よく噛んで食べる人のほうが満腹感を得られやすいです。つまり、歯を失うとしっかりと噛めないため、満腹感を感じづらく、必要以上に食べてしまう原因になるということです。多くの量を食べることで肥満になり、糖尿病なども誘発させてしまう可能性もあります。
歯周病疾患の予防をしないことで、歯が抜け、それが原因で最終的に身体を不健康にしてしまうため、歯周病疾患を予防することは、とても重要であることが理解できるでしょう。そのため、当院渋谷クリニックでは、日頃から歯周病にならないためにも、ケアすることをおすすめしています。歯科検診で歯周病を指摘された人は、歯医者さんで治療をしてみてはいかがでしょうか。
歯並びが悪いことで歯周病になる?
実は、歯並びが悪いと歯周病 になりやすいのをご存知でしょうか。細菌が原因で歯周病になりますが、細菌を取り除けるセルフケアがブラッシングです。正しいブラッシングを日頃から行うことで、歯周病を予防できますが、歯並びが悪いと、ブラシで届かない部分が多くなり、磨き残しが多くなります。そのため、歯並びが悪い人は、良い人に比べて歯周病のリスクが高いのです。
すでに歯並びが悪いことで、噛み合わせが悪くなっている人は、矯正歯科を利用してみてはいかがでしょうか。当院渋谷クリニックでも矯正歯科を扱っていますので、歯並びや噛み合わせに悩んでいる人は、ぜひお気軽にご利用ください。
まとめ
歯周病はとても怖いお口の病気です。渋谷区在住の人の中にも、歯周病に悩みを抱えている人はいるでしょう。自分の力だけで改善をすることは難しいので、お近くの歯医者さんを利用してサポートしてもらうことをおすすめします。