横浜駅西口は再開発の真っ只中!高層ビルも歯も「基礎」が重要
横浜駅西口の再開発計画
横浜駅西口には、2020年に高さ135メートルもの高層ビルの開業が予定されています。敷地面積は約8,700平方メートル、延床面積は約94,000平方メートルにも及びます。地上26階・地下3階となっており、地上10階から地下2階に商業施設、地上12階以上には業務施設が入ります。
今回の再開発計画の目的は、地域の活性化だけではありません。各鉄道路線や西口広場などの多方面へスムーズに移動できるようにして、利便性を高めることも目的の1つとなっています。
また、大規模災害の際には、滞留者約10,000人、帰宅困難者は約30,000人まで避難できるようになっているなど、防災拠点にもなっているのです。
高層ビルと歯は似ている
高層ビルを建てるためには、しっかりとした基礎を作らなければなりません。これは歯も同じで、歯の本来の役割を果たすためには、基礎となる歯茎が健康でなければならないのです。
歯周病は最終的に歯が抜ける病気
歯と歯茎の間に歯垢が溜まって炎症が起こると、歯周ポケットという空間ができます。歯周ポケットが深くなると、そこに溜まった歯垢を掻きだすことができなくなり、歯周病や虫歯のリスクが上がるのです。歯周病になると、歯茎が痩せたり赤黒くなったりします。
歯周病が進行すると、やがて歯が揺れて抜け落ちてしまいます。このように、歯の基礎となる歯茎の健康を守ることができないと、最終的に歯を失ってしまうのです。
歯の基礎である歯茎の健康を守ろう
歯周病を防ぐために、次のような対策を心がけましょう。
丁寧な口腔ケア
歯周病は歯垢によって引き起こされるため、歯垢を溜めないことが歯周病の予防に繋がります。歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスなども使って、歯と歯の間や歯と歯茎の間まで丁寧にケアすることが大切です。
また、自分に合った歯ブラシを選ぶようにしましょう。人によって異なるため、歯科医師や歯科衛生士に相談することをおすすめします。
食事の摂り方に注意する
歯周病になりやすい食生活に注意しましょう。歯垢は、糖を栄養にして作られるため、間食を控えることが大切です。1日3回の食事でも歯垢が作られるため、間食が習慣づいていると、それだけ歯垢が増えて歯周病のリスクが上がります。
また、食事では十分に噛むことを心がけましょう。よく噛むことで唾液がしっかり分泌され、細菌が繁殖しにくくなります。
喫煙を控える
タバコの煙に含まれる有害物質は、歯茎や口の中の粘膜から吸収されます。そうすると、歯周病のリスクが高まるといわれているのです。喫煙は歯周病だけではなく様々な病気のリスクを上げることが指摘されているため、できるだけ控えることをおすすめします。
疲労やストレスを溜めない
現代社会において疲労やストレスを溜めないことは至難の業と言えるでしょう。しかし、疲労やストレスが溜まると、外敵を排除して健康な身体を守る免疫機能が低下し、歯周病のリスクが上がってしまいます。
良質な睡眠を心がけて、疲労やストレスを解消させましょう。ストレスは、好きなことをして過ごしたり、適度に身体を動かしたりするだけでも緩和できます。日常的に行える自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
歯茎マッサージ
歯周病を防げるわけではありませんが、歯茎をマッサージすることで歯茎の血液やリンパ液の流れがよくなり、状態がよくなる可能性があります。次の手順で行いましょう。
(1)手をしっかり洗う
指で歯茎に触れるので、手をしっかり洗いましょう。また、爪で歯茎を傷つけないように、短めに切っておくことが大切です。
(2)奥の歯茎から手前に向かってマッサージ
歯の付け根から歯茎にかけて、くるくると指でマッサージします。下の奥歯から前歯へと向かって指を動かしていきます。上も同様にマッサージしましょう。
(3)前歯の歯茎のマッサージ
唇をめくって、歯茎の根本をマッサージしましょう。歯茎に沿って、丁寧にマッサージすることがポイントです。
歯周病の主な予防法は歯磨きなので、歯茎のマッサージは補助として行いましょう。
まとめ
横浜駅西口には、2020年に高層ビルが開業する予定となっています。基礎からしっかり作られた高層ビルは、あらゆる災害に耐えられるでしょう。歯も同じく、歯茎がしっかりしていれば歯の本来の役割を果たすことができます。歯周病によって歯茎が痩せないよう、日々の歯磨きを心がけるとともに、生活習慣を見直しましょう。当院横浜ベイクリニックでは、歯周病を防ぐためのブラッシング指導や定期検診を行っております。歯周病を防ぎ、歯の健康を守りたい方は、一度ご相談いただければと思います。