NHKスタジオパークに遊びに行こう!長寿教育番組から学ぶ子供の歯の状態チェック方法!
渋谷区には、NHKをまるごと楽しめる「NHKスタジオパーク」があります。「おかあさんといっしょ」や「いないいないばあっ!」など、有名な子供向け教員番組のキャラクターショーが開催されることもあり、子供から大人まで楽しめるようになっています。「おかあさんといっしょ」の「はみがきじょうずかな? 」は、子供が歯磨きに挑戦するコーナーなので、仕上げ磨きの方法や口の中のチェック方法などの参考になるでしょう。ここでは、NHKスタジオパークで遊べることや、長寿教育番組から学ぶ子供の歯のチェック方法についてご紹介します。
NHKスタジオパークとは?
NHKスタジオパークとは、NHKの番組にちなんだコーナーやワークショップ、キャラクターショーなどが開催されているテーマパークです。乳幼児から中学生まで、幅広い年齢を対象とした番組のコーナーがあるため、兄弟の歳が離れていても楽しめるでしょう。また、テレビを作ることを体験できるコーナーもあるなど、学びの場も用意されています。
加えて、歴代の大河ドラマやテレビ小説、昔懐かしいアニメのコーナーなどもあり、大人も楽しめるようになっています。入場料は大人200円、子供は無料となっているので、家族で気軽に遊びに行けるでしょう。
NHKの子供番組と言えば「おかあさんといっしょ」
NHKの長寿教育番組の「おかあさんといっしょ」には、「はみがきじょうずかな?」というコーナーがあります。子供が1人で歯磨きをして、その後に親が仕上げ磨きをしてあげるコーナーです。仕上げ磨きは、磨き残しを防ぐためだけに行うものではなく、口の中に異常がないか、歯並びに問題がないかなどをチェックすることも目的としています。「はみがきじょうずかな?」と同じように、日ごろから仕上げ磨きを行いお子様のお口の中をチェックしましょう。
子供の仕上げ磨きはいつまでする?
以前は、6歳臼歯とも呼ばれる第一大臼歯が生えるまでは仕上げ磨きをして、それ以降は一人で歯磨きができるように指導することが一般的でした。これは、第一大臼歯が最も虫歯になりやすい永久歯だといわれているためです。しかし、最近では12歳まで仕上げ磨きをした方がよいという声もあります。これは、12歳頃までは口の中を把握して、しっかり隅々まで磨く能力が十分に備わっていないためです。
歯科医師によって意見は様々なので、仕上げ磨きをさせてくれるか、どれだけ歯をしっかり磨けているかなど、その子供に合わせていつまで仕上げ磨きをするかを決めるとよいでしょう。
子供の口の中を観察しよう
歯がある以上は、大人と同じように虫歯や歯周病になります。また、歯並びや噛み合わせにも異常が起こることもあります。仕上げ磨きのときには、次のようなところを観察しましょう。
虫歯や歯周病がないか
虫歯や歯周病がないか、歯と歯肉をチェックしましょう。虫歯と歯周病の原因は、甘いものの食べすぎや磨き残しです。以前と比べて簡単にお菓子が手に入る環境に置かれているため、虫歯や歯周病のリスクが高まってきているといわれています。歯に黒いものが付いていないか、歯肉に赤みや腫れなどの症状はないかチェックしましょう。
歯並びが悪くないか
歯並びが悪いと、歯磨きでは取り除きにくいところに歯垢が溜まり、虫歯や歯周病のリスクが高まるケースがあります。また、顎の発育不全によって歯並びが悪くなっている場合、治療しなければ顔の形や咀嚼機能に悪影響が及ぶ恐れもあります。歯並びが少し悪いからと言って、すぐに矯正をする必要はありません。矯正の必要性があるかどうかを含めチェックしましょう。
矯正を検討したい歯の状態とは
矯正を検討したい歯並びとしては、出っ歯・受け口・開咬が挙げられます。出っ歯は、上の前歯が下の前歯よりも大きく前側に出ている状態です。上あごが全体的に前へと突き出ているケースもあります。受け口は、下の前歯が上の前歯よりも前に出ており、通常の噛み合わせとは逆になっているものです。開咬は、奥歯だけが噛み合って、前歯や横側の歯が噛み合っていない状態で、前歯で食べ物を噛み切れません。
矯正はいつぐらいから始める?
矯正は、永久歯へと生え変わる6~10歳頃に始めることがベストとされています。完全に永久歯へと生え変わると、歯並びを整えるのに必要なスペースを作るために抜歯を余儀なくされるケースがあります。乳歯の段階から矯正を始めることで、矯正器具を用いてスペースを作ることができるため、抜歯をせずに済むのです。
まとめ
子供の仕上げ磨きの際には、虫歯や歯周病がないか、受け口や出っ歯、開咬などになっていないかをチェックしましょう。12歳頃までは、仕上げ磨きと口の中のチェックを続けてもよいかもしれません。当院渋谷クリニックでは、子供の歯の定期健診や虫歯・歯周病の治療、矯正などを行っています。子供の歯を守るために、いち早く異常に気づき、歯科医院の受診を促しましょう。