女性の魅力も半減?!歯並びが与える印象の大きさ
歯並びの悪さは、人によってその程度が異なります。ひどい場合は健康被害をもたらす可能性があるのですが、多少歯並びが悪い程度なら歯医者に行かず放置している人も多いです。しかし、女性の歯並びの悪さは、その「印象」にも大きく影響します。そこで、歯並びの悪さが女性の印象にどのような影響を及ぼすのかについて当院がお話します。
清潔感が損なわれる
歯並びが悪いことによって、多くの人が抱く印象は「清潔感がない」「だらしなく見える」というものです。実際は歯のケアができている人でも、歯並びの悪さによってそれを覆すほどに悪く見られてしまうものなのです。
それに、歯並びが悪いと実際に歯の清潔感が損なわれてしまう事があります。歯並びが悪いということは「きちんと歯磨きすることが難しい」ということです。そのため、磨き残しが発生しやすく、清潔な状態を維持できない事が多いのです。特に、そのことを知っている人からすれば、歯並びの悪さを見ることで磨き残しが発生しやすいということを看破されてしまうのです。
また、それにより「口臭がひどそう」という印象を抱かれる可能性もあります。磨き残しがあり、虫歯や歯周病があるとそれが口臭の原因となることがあります。異性の場合であれば、「キス」に対して抵抗を感じられてしまう可能性もあるので無視できないことです。
「だらしない」と思われるのは、特に問題かもしれません。歯並びが悪いことは女性本人の責任ではないことが多いでしょう。一部の癖を原因として歯並びが悪くなることはありますが、それでも「だらしない」と思われる筋合いが無いケースがほとんどです。矯正治療を受けていないことを原因としてそう思っているにしても、やはりそう思われる女性としては心外だと思うでしょう。
笑顔の印象にも悪影響
歯並びが悪いと抱かれる印象としては「笑顔が残念」「笑顔が台無し」といった笑顔関連のマイナスイメージが挙げられます。女性は受付や接客など仕事でお客さんと直に接する機会も多く、笑顔が仕事に悪影響を及ぼす可能性もあります。特に問題なのは、前歯の歯並びの悪さです。笑顔になり、口を少し開けるだけでも前歯は見えてしまいます。その前歯の歯並びが悪いと、笑顔の見た目にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
笑顔は「女性の武器」の一つにも数えられます。その笑顔の印象が悪くなってしまえば、いかに顔立ちが良くても笑顔一つで台無しになってしまう可能性があります。男性との出会いにも悪影響を及ぼすことが考えられるとなれば、やはり他人事とは言い難いですね。
「治せばいいのに…」と思われてしまう
他に抱かれる印象としては「治せばいいのに」という、歯医者での歯列矯正を勧めるようなイメージです。悪い歯並びは歯列矯正によって治せるものであるということは多くの人が知っているので、それを利用せずに悪い歯並びを放置していることに対して疑問を抱かれてしまう可能性があります。
また、それに関連して「育ちが悪い」と思われてしまいます。悪い歯並びは子供の頃から継続していることも多く、子供の頃に治せるはずの悪い歯並びをそのままにしていることによって育ちが悪いと思われてしまう可能性があるのです。
もちろん、歯列矯正を受けないのは人によって事情が異なります。「悪い歯並びを気にしていない」という人もいれば、「治療を受ける時間がない」「費用が気になる」「歯医者に行く気になれない」といった事情もあるかと思います。「歯列矯正を受ければ?」と言われても「大きなお世話だ」と思う女性も少なくないでしょう。そのあたりの彼我の温度差も気になってしまいますね。
歯並びが気になる女性はどれだけいるのか?
では、実際に歯並びの悪さを気にしている女性がどれだけいるのかと言えば、あるアンケートによると女性の7割が「歯並びに自信がない」と回答しています。もちろん謙遜してそう回答している女性も少なくないでしょうが、自信をもって「私は歯並びに自信がある」と回答できているのは3割程度しか居ないという事実は大きいでしょう。
そのアンケートの回答者の中には、過去に歯列矯正を受けた経験がある人もいます。やはり見た目の印象の違いが気になったようですが、アンケート回答者の「自信がある」「自信がない」の両方に、歯列矯正経験者がいるという内容には皆さんも驚くかもしれませんね。歯並びに自信がある人は「歯列矯正を受けたから、歯並びには問題がない」という一方で、どういうわけか矯正したのに自信がないと回答している女性もいるのです。
実のところ、歯並びを矯正してもそれが永遠に続くとは限りません。骨の成長が終わった大人でも、頬杖などの癖によって徐々に歯が動いたり、親知らずによって歯並びが悪くなってしまうこともあります。歯並びが悪いからと矯正を受けても、それが持続するものでは無いということには注意しなければなりません。